渡部 浩司ープロスキーヤーー SUPインストラクター
1981年、山形県生まれ。冬の間は全日本スキー技術選手権大会を主戦場に活動し、SAJナショナルデモンストレーターに2期連続で認定されました。難しい雪質や急斜面でも、地形を読み取り、攻める滑りを信条としています。特に、「技術選」の舞台では、条件が厳しいほど自分の持ち味が活きると感じています。
現在は、父・渡部三郎とともに、湯殿山スキー場および月山スキー場を拠点に雪上レッスンを展開しています。11月から6月まで、1年の半分以上を雪の上で過ごす生活は、自分にとって「当たり前」であり、「滑り手」として自然と対峙する時間でもあります。
幼少期から父と山に入り、自然の中で育ちました。そのなかで身につけたのは、天候や雪質、地形を読む感覚、そして身体の軸を意識した動きです。こうした感覚は、現在の指導にも活かされており、一瞬の体重移動やバランスの変化を、言葉と動きで正確に伝えるよう心がけています。
私にとってスキーは、ただのスポーツではなく、「自然と向き合う手段」そのものです。雪の上で自分を試し、学び、伝える。そんな体験を、レッスンを通じて多くの方と共有したいと考えています。
これまでの活動は『月刊スキージャーナル』(2017年6月号ほか)などでも取り上げていただきましたが、今後もスキーというフィールドで、本物の技術と体験を追求し続けていきます。